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ドルは世界の基軸通貨

一概にドルといってもカナダドル(CAD)・香港ドル(HKD)・オーストラリアドル(豪ドル/AUD)・台湾元(NTD)などのように他の各国にも「ドル(dollar)」という名前の通貨があります。

ここでは世界で最も流動性のある(使用されている)アメリカドル・米ドルについて解説していきましょう。

米ドルは国際間の決済などに広く用いられる通貨で、また各国当局が保有している外貨準備通貨ということから「基軸通貨」と呼ばれています。

この基軸通貨とは世界で基準、中心となっている通貨のことを指しています。ニュースなどで円高、円安という単語を耳にすると、必ず"ドルに対して"のことだと思います。



第二次世界大戦前までは、英国ポンドが基軸通貨として使われていましたが、第二時世界大戦後は、大きな経済力と政治力を保持した米ドルが基軸通貨として使われるようになったのです。

2007年現在の米ドル対円の為替レートは1ドル=120円ほどですが、第2次世界大戦後は、国際通貨体制の枠組みを話し合う「ブレントンウッズ会議」で、主要通貨の固定レートが定められ、日本円は1949年4月から約20年もの間1ドル=360円で取引されていたのです。

1ドル360円・・・

現在でこそアメリカで1ドルの缶ジュースを飲むには120円ですが、遠い昔はジュース1本が360円の時代もあったということです。


固定相場から変動性相場へ

20年間続いた固定相場もアメリカの景気低迷や国際収支の赤字背景から、1971年8月15日、ニクソン大統領は金との交換を停止すると発表(ニクソン・ショック又はドルショックとも呼ばれている))し、市場に波乱が生じドルの暴落が始まったのです。

この暴落の最終対応策として、イギリスを始め各主要国は固定相場を完全放棄し変動性相場へ移行し一時360円だったドルも1978年には1ドル175円程を記録しました。

その後も日本のバブル、アメリカの経済破綻が重なりドルは一時79円ほどまで暴落し、歴史的な「円高」を記録しましたが、日本のバブル崩壊と共に1998年の改正外為によるドル買い活発化、アメリカ経済の回復の兆しの背景もあり、ドルが世界の基軸通貨としての役割を得ている現在に至るのです。

米ドルを中心に世界の経済は回っているということは、米ドルが各国の通貨に与える影響が多大だともとれます。

基軸通貨である米ドルの動きをよく分析することで、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、トルコリラ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、中国元などの主要通貨の動きをある程度予測することが可能となってきます。

最近では欧州12カ国で使われている共通通貨「ユーロ」がとても力強く、ユーロの動きも各国の通貨に影響を及ぼす第二の基軸通貨として認識されていますので、為替取引を行ううえで「米ドル」と「ユーロ」の動きは目が離せない重要な通貨ということを頭に入れておきましょう。


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【ドルは世界の基軸通貨】は2008年11月04日に更新されました。



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